維新後の肖像ー関東大震
九十五年前の今日、大正十二年(1923)九月一日、関東で震災がありました。その時の写真です。当時、お屋敷が弥生町(本郷区向ヶ岡弥生町)にあり、そこから神田方面に見えた大火災の様子が写っています。白黒なので分かりにくいですね。
裏書を見ると、曾祖母の字で説明がある。
— Mazuna (@mazuna_gp) September 1, 2018
「大正十二年九月二日、大震後大火災、神田下谷方面夜景、弥生町父上御撮影ヲ戴ク」
「大正十二年九月一日、関東大震、弥生町御私邸居間廊下崩壊、ゞ」
「大正十二年九月一日、関東大震、弥生町ノ御本邸客室崩壊、ゞ」 pic.twitter.com/8c4wk0LJbl
撮影したのは浅野長之。当時、弥生町に屋敷があった。うめさん、かねさん、初野さん、とくさん、なかさんはお女中さん達。
— Mazuna (@mazuna_gp) September 1, 2018
本郷キャンパス・浅野地区の解説 http://www.aru.u-tokyo.ac.jp/asano_panel.htm
同年十月頃。赤ん坊が頼子様、抱いてらっしゃるのは恐らく安子女王。
こちらは「十二月八日、須磨に来た節、望子撮影」とあります。
この写真の裏書に「弥生町父上」とあることから、上の震災写真の撮影者が中央に映っている方、浅野長之と分かります。母上とあるのは隆興の母上で、朽木家からいらしたのぶ子様です。