維新後の肖像ー浅野長勲

長勲公は、長之公の従兄弟にあたりますが、長之公は養嗣子でもありますので義父になります。私から見ると、曾祖母の義理の祖父にあたる方ですね。まぁ、殆ど関係ない感じですが、私のルーツの一部ではあります。

 

 

天保から昭和までが同時代史

長勲公は「最後の大名」として知られていますが、この方、天保の御生れなのですがなんと昭和までご存命でした。生没年は1842~1937でしょうか。

1842 天保13年 御生れの年です。

1854 嘉永07年 12歳頃。

1868 明治元年 26歳頃ですね。

1877 明治10年   35歳頃。

1894 明治27年 52歳頃。

1904 明治37年 62歳頃。

1914   大正03年 72歳頃。

1929   昭和04年    87歳頃。

1937   昭和12年 95歳頃。

こうしてズラりと並べてみると、天保の改革から開国、明治維新を経て、西南戦争日清戦争日露戦争第一次大戦世界恐慌を同時代史としてご覧になり、日中戦争の始まる年までこの世にご滞在なされていた訳ですから、私としては「最後の大名」というよりも、むしろこうした、公の生きた時代のスパンになにやら興味を惹かれます。何しろ、江戸と近代の両方を人生の一部としてお持ちなのですから。

 

 

 

曾祖母が後ろに立っています。お兄様の長武様もご一緒ですね。 

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あら?なんだかとっても小さく・・・

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熱海の別荘だそうです。長勲公が奥にいらっしゃいます。

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ちょっと小さすぎますねw

その内、もう少し見やすいサイズに直しておこうと思います。

 

米寿のお祝いとあります。なので昭和五年(1930)頃ですね。

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回想録

史料的な価値は分かりませんが、回想録をいくつか残されている様です。

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